スマート商品説明文ジェネレーター
Product Description Generator
RAGアーキテクチャに基づくAI商品説明文生成システム。高品質で正確な商品コピーライティングを自動作成します。
ワークフロー概要
これはRAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)アーキテクチャに基づいた商品説明自動生成システムです。Webhook経由で商品情報リクエストを受け取り、ベクトルデータベースから関連するコンテキストを検索し、AIを用いて高品質な商品説明を生成した後、その結果をGoogle Sheetsに記録します。
ワークフロー構成
トリガー機構
- Webhookトリガー: POSTエンドポイント
/product-description-generatorで外部からの商品説明生成リクエストを受信
データ処理フロー
1. テキスト前処理
- Text Splitter: 入力テキストをチャンク単位に分割処理
- チャンクサイズ: 400文字
- オーバーラップ: 40文字
- テキストの連続性とコンテキスト保持を確保
2. ベクトル化と保存
- Embeddings (Cohere): Cohereの
embed-english-v3.0モデルを使用してテキスト埋め込みベクトルを生成 - Pinecone Insert: ベクトル化されたテキストをPineconeベクトルデータベースに保存
- モード: insert
- インデックス名:
product_description_generator
3. 検索と生成
ベクトル検索
- Pinecone Query: ベクトルデータベースから関連商品情報を検索
- Vector Tool: 検索機能をRAGエージェント向けツールとしてラップ
AI生成
- Chat Model (Anthropic): 言語モデルとしてClaudeを使用
- Window Memory: 対話コンテキストを維持し、マルチターン対話をサポート
- RAG Agent: コアエージェントノード
- システムプロンプト: "You are an assistant for Product Description Generator"
- ベクトル検索結果と対話メモリを統合
- 要件に合致した商品説明を生成
出力と監視
正常処理時
- Append Sheet: 処理結果をGoogle Sheetsに追記
- ドキュメント: Product Description Generator
- シート: Log
- 記録フィールド: Status
エラー処理時
- Slack Alert: #alerts チャンネルにエラー通知を送信
- メッセージ形式: "Product Description Generator error: {エラー内容}"
技術スタック
AI/MLコンポーネント
- ベクトルデータベース: Pinecone
- 埋め込みモデル: Cohere embed-english-v3.0
- 言語モデル: Anthropic Claude
- メモリシステム: Window Buffer Memory
統合サービス
- Webhook: HTTP POSTインターフェース
- Google Sheets: データ記録
- Slack: アラート通知
データフロー
Webhookリクエスト
↓
テキストチャンキング
↓
ベクトル埋め込み (Cohere)
↓
[並列パス]
├─→ ベクトル保存 (Pinecone Insert)
└─→ ベクトル検索 (Pinecone Query)
↓
Vector Tool
↓
RAG Agent (検索結果 + 対話メモリ + Claudeを統合)
↓
[条件分岐]
├─→ 成功: Google Sheetsにログ記録
└─→ 失敗: Slackにアラート通知
主な特徴
- RAGアーキテクチャ: ベクトル検索と生成型AIを組み合わせ、説明文の正確性を確保
- コンテキスト保持: Window Memoryにより対話型インタラクションをサポート
- チャンク処理: 長文入力をスマートに分割処理
- ログ追跡: Google Sheetsですべての処理ステータスを記録
- エラー監視: Slackによるリアルタイムアラートで問題に迅速対応
利用シーン
- ECサイト向け商品説明の自動生成
- 大量SKUの説明文最適化
- 多言語商品コピーライティング
- 既存データに基づく説明文のリライト
設定要件
API認証情報
- Cohere API(埋め込みサービス)
- Pinecone API(ベクトルデータベース)
- Anthropic API(言語モデル)
- Google Sheets OAuth2(データ記録)
- Slack API(アラート通知)
Pinecone設定
- インデックス名:
product_description_generator - 事前にインデックスを作成し、Cohereモデルと次元数が一致するよう設定が必要