scrapbox-cosense-mcp は、cosense/scrapbox プラットフォーム専用に設計された MCP(Model Context Protocol)サーバーです。このプロジェクトは worldnine によって開発され、GitHub でホストされており、AI アプリケーションに Scrapbox 知識ベースとの標準化されたインターフェースを提供することを目的としています。
Cosense は、知識管理プラットフォームであり、その中心的な理念は「生産性の鍵は知識にある」です。ユーザーは経験を共有し、知識を蓄積し、組織内で知識の複合的な成長を容易に実現できます。
# プロジェクトをクローン
git clone https://github.com/worldnine/scrapbox-cosense-mcp.git
cd scrapbox-cosense-mcp
# 依存関係をインストール
npm install
# サーバーをビルド
npm run build
# 開発時に自動的にリビルド
npm run watch
Claude Desktop でこのサーバーを使用するには、設定ファイルにサーバー設定を追加する必要があります。
macOS 設定ファイルパス:
~/Library/Application\ Support/Claude/claude_desktop_config.json
Windows 設定ファイルパス:
%APPDATA%/Claude/claude_desktop_config.json
設定例:
{
"mcpServers": {
"scrapbox-cosense-mcp": {
"command": "npx",
"args": ["github:worldnine/scrapbox-cosense-mcp"],
"env": {
"COSENSE_PROJECT_NAME": "your_project_name",
"COSENSE_SID": "your_sid",
"COSENSE_PAGE_LIMIT": "25",
"COSENSE_SORT_METHOD": "created",
"SERVICE_LABEL": "scrapbox(cosense)"
}
}
}
}
COSENSE_SID: Scrapbox/Cosense 認証セッション ID
API_DOMAIN: API ドメイン(デフォルト: "scrapbox.io")
SERVICE_LABEL: サービス識別子(デフォルト: "cosense (scrapbox)")
COSENSE_PAGE_LIMIT: 初期ページ取得制限(デフォルト: 100)
COSENSE_SORT_METHOD: 初期ページ取得順序(デフォルト: "updated")
MCP サーバーは stdio を介して通信するため、デバッグが難しい場合があります。プロジェクトでは、MCP Inspector を使用したデバッグを推奨しています。
npm run inspector
Inspector は URL を提供し、ブラウザでデバッグツールにアクセスできます。
標準化されたインターフェース: このサーバーは、cosense/Scrapbox プロジェクトとのインタラクションを促進し、ユーザーがページの取得、一覧表示、検索、作成を行えるようにします。また、さまざまなクエリ操作とプライベートプロジェクトへの安全なアクセスをサポートします。
セキュリティ: セッション ID を介したプライベートプロジェクトへのアクセスをサポートし、データの安全性を確保します。
柔軟な設定: さまざまな環境変数オプションを提供し、さまざまな使用シナリオに対応します。
開発に優しい: 開発モードでの自動リビルドと専用のデバッグツールを提供します。
このプロジェクトは Model Context Protocol アーキテクチャに基づいており、開発者は MCP サーバーを介してデータを公開したり、AI アプリケーション(MCP クライアント)を構築したりできます。プロジェクトは Node.js と TypeScript を使用して開発されており、MCP 標準プロトコル仕様に従っています。
scrapbox-cosense-mcp は、機能が充実した MCP サーバーの実装であり、AI アプリケーションに Scrapbox 知識ベースと対話するための標準化された方法を提供します。基本的なページ操作をサポートするだけでなく、強力な検索機能と安全なプライベートプロジェクトアクセス機能を提供し、インテリジェントな知識管理システムを構築するための理想的なツールです。